デイケアサービスは通所介護とも呼ばれる、介護サービスのひとつ
デイケアサービスは、通所介護とも呼ばれる、ここ最近活発になってきた介護サービスのひとつです。その名前の通り、日中に行う託児所ならぬ託老所のようなサービスのことで、反対に夜間に行われるナイトケアサービスもあります。
英語の名称をそのまま使用していますが、英語の場合のデイケアは、幼児保育などにも使われる場合があります。
主に、平日の朝9時頃に始まり、施設によって15時から17時頃位までに終了するという時間枠を設置しており、従来のような泊まり込みの施設ではなく、お昼の間のみ、在宅の老人、あるいは脳梗塞の後遺症や痴呆症などの症状が出ている人を預かります。
デイケアサービスを行うデイケアセンターは全国各地にあり、大抵のところでは送迎サービスが付いていますが、殆どが養老保健施設や病院、診療所などに併設されていて、そこの利用者が利用することが多いようです。
デイケアサービスと老人デイサービスセンターは厳密に言うと両者は違う
デイケアサービスは別名通所リハビリテーションと呼ばれ、レクリエーションを通したリハビリに重点が置かれています。
デイケアサービスによく似た言葉として老人デイサービスセンター、つまり、老人福祉施設がありますが、厳密に言うと両者は違います。
老人デイサービスセンターは、介護を必要とする老人に対して、食事や入浴などの介護サービスを行い、生活の向上や、あるいはその維持を目的として機能訓練などを施します。 また働くスタッフの資格やその業務内容は老人福祉法によって細かく決められています。
デイケアサービスはデイサービスと違い、より高度な専門知識を持った、例えば医療資格を持つスタッフや、理学療法士、機能訓練指導員などが、より専門的かつ具体的にリハビリを行ってくれるということです。利用者の多くは、そのリハビリによって、ある程度の社会復帰を予期されている、軽度の人たちが殆どです。
ただし、併設されている大本の施設に雇われているスタッフがそのまま並行する形で勤務につくことも多く、中にはデイサービスと殆ど変わらないデイケアサービスを行っているところもあるようです。